昔は雷が鳴ると

「裸でいるとおへそを雷様にとられるよ」

とおどかされ、子供たちは慌てておへそを隠しました。

 

私も子供の頃に、

祖母や父からそんな風に言われたな~。

 

今日は、雷におへそを取られる由来や、

雷が鳴ると蚊帳に入るミステリーについて、記事にまとめました♪

 

雷とおへその絵本についても調べてみたので、気になる方はチェックしてみてくださいね♪

”雷様におへそを取られる”の由来に恐怖❢

最近ではすっかり聞かなくなりましたが、

「雷さまにおへそを取られる」の由来とは、一体何なのでしょうか。

 

調べてみると、

雷は神鳴りという意味を持つと言われ、京都の上賀茂神社には水神、農耕神の雷神様が祀られています。

 

水神系の妖怪たちは(河童も)人間の霊魂が好みなので、雷様はおへそを通じて人間の霊魂をとろうとしていたという伝説がありました。

 

今聞いても怖くも何ともありませんが、

子供の頃は雷におへそを取られると言う言葉にかなり恐怖を感じたので、こんな由来を聞いたらもっと怖かったろうな~。

雷がおへそを取る由来の背景とは?

雷がおへそを取るという迷信が生まれた背景には、江戸時代からのこんな言い伝えもあります。

 

”雷が起きた時はうつ伏せになっていると死なない”

こんな言い伝えがあったことから、

説1:雷から身を護るためにうつ伏せで身をかがめる姿勢がおへそを隠すように見える。

説2:雷が発生すると雨が降り気温が下がるので、仰向けになって裸でおへそを出して寝ているとお腹を壊したりする。

そうならないように戒めたのだろうと言う説もあります。

雷さまの小話

「聞き上手」という古い小話集の中に、雷という小話があります。

 

雷がドカーンと落ちたので、障子を開けてみたら雷さまが手水鉢で手を洗っていた。

雷さまに何をしているのかと聞いてみると、

”へそを掴み残った。

あぁ~~汚い。”

そう言って手を洗っていた。

 

どうも雷さまはへそを掴み残ったときに手を洗わなければならないほど汚いところを触ってしまったらしい。

それほど汚いところとは一体どこなのか。

 

そんな小話ですが、

汚い場所がどこなのか気になります。。。

雷と夏に欠かせない蚊帳の意味とは?

昔は雷が鳴ると家の中に蚊よけの蚊帳(かや)を吊り、その中に入っていました。

こんな感じ↓

昔は麻で作られていたそうですが、

江戸時代にはすでに庶民の間で使われるようになっていたそうです。

 

現在50代後半の私も、

子供の頃は夏になると父が虫除けや雷除けに蚊帳をつっていました。

 

夏になり、天井から蚊帳を吊るシーズンになると、いつもと違うスペシャルな空間にはしゃぎまくりました。

蚊が中に入らないように上手く蚊帳の中に滑り込み、蚊取り線香をつけたりして、過ごしました。

ゲームも何もない時代、

蚊帳と言う囲いがあるだけでも、すごく楽しかったです。

蚊が一匹いるだけで、耳元で延々と終わることなく「ぷぅ~~~~ん」が続くイライラ。。。

蚊帳は大事な夏の必需品だったのです。

雷とおへその絵本が気になる

昔から伝えられる言い伝えなので、絵本も多いかな~?と思ったのですが、雷とおへそがテーマの絵本って中々ないもんですね。

雷の子供が出てくる絵本は結構あるのに、なぜ?

楽天とAmazonを探しまわったら、やっとみつけました。