中国でスパイ活動を行ったとして日本人6人が拘束されているというニュースがありましたが、
中国での日本人拘束者はすでに11人だという事実に驚きました。

中国で日本人が拘束される理由は何なのか、
拘束された日本人が今どのような状況にあるのか、
ミヤネ屋スタッフが中国に拘束された体験談など、

ミヤネ屋とひるおびの番組内容を記事にまとめました。

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中国での主な日本人の拘束事件

中国での主な日本人の拘束事件は、
2015年5月:
遼寧省丹東市にて、神奈川県の55歳男性が拘束され、
→公判中

2015年5月:
浙江省温州市にて、愛知県の51歳男性が拘束され、
→公判中

2015年6月:
上海市で、50代女性が拘束され、
→公判中

2015年6月:
北京市にて札幌市の60代男性が拘束され、
→公判中

2016年7月:
北京市にて日中青年交流協会理事長が拘束され、
→逮捕

2017年3月:
計6人拘束

これまで国家安全局に拘束された日本人の数は合計で11人となっていますが、
公判中のものも含めて、ほとんど情報が入ってきていません。

その理由については、こちらの記事で解説しています。

国家安全局とは?

中国情勢に詳しいジャーナリストの福島香織さんによると、

国家安全局とは、
対外的な事案を担当している海外の組織や個人のスパイ活動など、
国家を脅かす活動を行った場合に取り締まる組織

国内の事案も担当しているそうです。

今回拘束された日本人とは?

今回拘束されたのは、20代~70代の日本人男性6人で、
温泉開発の地質調査のために中国へ渡航、

山東省では、
日本地下探査社員3人、
海南省では、
日本地下探査差社員1人、
協力会社2人でした。

日本地下探査は、地質調査をしている会社で、
温泉を作って欲しいと依頼されての調査でした。

日本地下探査の佐々木吾郎社長は、
「許可を経て温泉開発の手伝いをしていたら拘束されてしまった」と途方に暮れていますが、
何故許可を得ていたのに拘束される事態になったのでしょうか。

許可を得ていたのに拘束される理由とは

福島香織さんによると、
スパイ活動をしているとみなされた可能性があり、

もともと、地質や大気、水質などのデータも国家機密となり、
勝手に調べてはいけないもの。

許可を得ているとあるが、この許可が企業や市など行政レベルであっても、
肝心の軍部の許可とリンクしていなかったりするのだとか。

山東省や海南省にしても軍の施設が多い場所なので、
非常にきわどい場所に知らずに入ってしまった可能性があるということです。

はっきりとここは進入禁止とか、撮影禁止とか表示してほしいですよね。

中国は温泉ブーム

現在、中国は温泉施設やスーパー銭湯ブーム、
温泉施設が次々と開業されていて、

日本地下探査も、これまで中国の企業から温泉施設のための調査を依頼され、
調査を行った経験があるということです。

拘束されるまでの経緯

3月22日・25日:
中国の現地企業から温泉開発に向けた地質調査の依頼をうけ、中国に出発、
(4月1日までの日程で山東省と海南省に派遣された)

3月末:
日本地下探査の社員4人と連絡が取れなくなる。
→発注元に問い合わせると、
「中国当局に事情を聞かれているようだ」と回答。
→初めて拘束を知る。

26日:山東省で3人、海南省で3人が拘束されていたとわかった。

何だか、無責任じゃないの?と怒りが湧いてきますが、
中国の企業がどうこうできる問題ではないようです。

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現在の状況は?

4月に日本の政府職員が拘束された社員に面会、
→健康には問題無し。
ホテルなどで軟禁状態で取り調べを受けている。

日本地下探査の佐々木社長によると、
「日本領事館によると、食事や睡眠は取れていて、非人道的な扱いは受けていないようだ。」

このような状況にある事がわかり、少しだけ安心しましたが、
拘束期間も不明なままです。

拘束されたらどうなる?

ミヤネ屋では、拘束された時にどのような扱いを受けるのか解説、
それによると、

①目隠しで連行
②外部との接触は禁止
③食事やトイレも監視
④寝言も尋問される
*昨日寝言で○○って言ってたけど、何の事?など。

ミヤネさんが、
ジャックバウアーなんか、相当酷い拷問を受けてましたけど、
そんな事ある?って聞いてましたが、

ジャーナリスト福島さんによると、
拘束した日本人は外交カードに使われるので、中々死刑にまでは至らない。

基本、外国人が非人道的な扱いを受けることは無いけど、
中国人の場合は相当酷い拷問を受ける事例もあるという事です。

中国当局の言い分とは?

中国外務省の華春瑩報道官によると、
「法に基づいて中国で違法行為を行った疑いのある日本国民6人の取り調べを行っている。」
という事のみで、

違法行為の詳しい内容は明らかにされていません。

調査を行った場所が悪かった?

ジャーナリストの福島香織さんによると、
山東省や海南省には空母や潜水艦などが停泊する海軍の港があるため、
軍事的な機密への接触を疑われ、スパイ容疑をかけられた可能性がある。

 

現在中国では秘密裏に新しい軍の基地を山間部に作っていると思われ、
把握出来ていない場所にも出来ている可能性がある、ということです。

また、日本地質探査の佐々木社長によると、
調査は内陸部で行っていて、中国側の会社が許可も取っていたと聞いている。
スパイ行為など考えられないと話しています。

普通に考えれば、発注元の企業が証言するなり、
その企業を調べれば簡単に無罪とわかりそうなものなのに、まったく不可解です。

ミヤネ屋のスタッフも拘束されていた

それは28年前のこと、
中国の景勝地を観光していた時、鉄橋を撮影、
帰り道、公安に呼び止められ拘束、
その際フィルムは没収され、

警察署内の留置所へ連行、
連日の取り調べを受ける。
・何のために撮影した?
・何故中国へ来たのか?
・知り合いは?
など。

4日後、スパイ目的ではないと判明、
釈放された。
警察からは、
「中国では鉄橋は重要地点だ!
知らないのか!」と怒られたのだとか。

「鉄橋が?はぁ?」ってなりそうですが、

福島さんによると、
交通の要所や軍事的に重要な地域は拘束される可能性があり、
福島さんも工場の撮影で同じことがあったそうです。

中国の反スパイ法とは?

日本人の中国での拘束が増えている理由に、
中国の法律、反スパイ法がありました。

反スパイ法:
2014年11月に施行、
国内外の組織や個人が国家を脅かす活動を行った場合に処罰する。
国家安全局の職員がIDを提示するだけで捜査令状などなしに、家宅捜査や証拠品の押収ができる。

スパイ行為:
①中国の安全に危害を及ぼす
②スパイ組織への参加
③国家機密への窃取・買収
④敵に対する攻撃目標の指示
⑤その他のスパイ活動

逮捕された場合、黙秘権は認められず、最高刑は死刑

福島香織さんによると、
スパイと認められたらもう逃れる事は出来ず、
国家機密の名目の元、公判内容やどのような容疑であるかも公表しなくて良いとされているそうです。

怖すぎて、仕事であっても行きたくないです。

こんな行動がスパイ活動とみなされる

①日本企業が販売促進のために中国で市場調査を行うと、
経済的スパイとみなされる可能性あり。

②日本から日本人歌手のCDや日本映画のDVDを持ち込むと、
文化的スパイとみなされる可能性あり。

文化的スパイの意味がよくわかりませんが、
八代弁護士によると、「もしかしたら堕落させるとかそういう事なのかな?」と。

デーモン閣下も上海万博の時、
共演者に渡すCDやDVDをたくさん持参していったのに、検問所のような場所ですべて没収されてしまったそうです。

これについて、
福島香織さんによると、宗教活動とみなされたかもしれない。
ダライラマのビデオを持ち込んだり、外国の報道の雑誌などを持ちこんだとき、
政府転覆先導罪に当たると忠告を受けたことがあるそうです。

恵さんも「これって全部言いがかりでしょ?」と。

軍事管制区は観光地にも存在している

例えば、福建省の海岸、
風光明媚なリアス式海岸も一部に軍事管制区がある。

特に注意が必要なのは、
・写真撮影
・敷地に立ち入る事

綺麗だからスマホで撮影なんて事は、
気軽にやってしまいそうですが、
映ってはいけない部分が映ってしまうとスパイ容疑がかけられる可能性があるので、
とても危険な行為のようです。

中国の法律、反スパイ法や習近平の狙い、
日本人が拘束される理由が明らかにされない理由についてなどは、
こちらの記事をご覧ください↓
中国反スパイ法の罰則や量刑とは?習近平主席の狙いとは?

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