花粉症真っ只中のようにひどい鼻炎症状に悩まされている5月です。
いつもなら治まってくる時期なのに何故?

今日のミヤネ屋では、北朝鮮のプンゲリ核実験場の衛星写真公開で良く耳にする、
38ノースでの取材内容を紹介しました。

38ノースがどのような研究所でどのような人が働いているのか、
北朝鮮の動きが手に取るようにわかる衛星写真や分析能力などなど、
とても興味深い内容だったので記事にまとめました。

こちらもご覧ください↓
ミサイル追跡艦ローレンツェン佐世保出港から3日以内に北朝鮮SLBM発射かも?

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最新・北朝鮮豊渓里(プンゲリ)核実験場の様子

5月10日発表の北朝鮮豊渓里(プンゲリ)核実験場の様子、
先月25日に撮影された画像と今月2日、3日の画像を比べると屋根に塗料を塗った変化がはっきり映っています。


2日には迷彩柄が加わり、翌日には迷彩柄の色が濃くなってますが、
周りの景色と同化させようとしていると思われるとのこと。

赤外線で撮った画像は、全体的に赤く映りますが、
青く見えた屋根の部分が、赤外線保護色機能のある特殊な塗料を塗ったと思われ、赤く映っています。

外国の監視の目をくらましたり、空爆などの軍事攻撃に備えていると見られています。

このような衛星画像が撮られている38ノースとはどのような施設なのか↓

38ノースとは?

38ノースの研究所は、
アメリカ・ワシントンDC、医学・国際分野で世界トップクラスの評価を受ける、名門ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院内にあります。

2010年に元国務省北朝鮮担当官・ジョエル・ウイット氏と教え子にあたるジェニー・タウン氏の2人で、
北朝鮮のより正しい情報を発信せねばと、立ち上げたそうです。

宮根さんがちょっとした中小企業やん!と驚いてましたが、
今や世界中が注目する38ノースが大学院内の研究機関という事にもびっくりです。

38ノースの4人のスタッフ

案内したのは、38ノースを立ち上げた一人、アシスタント・ディレクター、ジェニー・タウンさん。

38ノースのスタッフが働く現場に入ると、
人の良さそうな青年が一人と、

ノースリーブ姿の美女が一人、

ここでは基本的に3人で活動しているとのこと、
他に契約しているアナリストが数名いるそうですが、

最前線で活動するメンバーが10人以下という少人数制だったことにビックリ!

4人のスタッフとは?

基本3人で活動とありましたが、
ジョエル・ウイット氏を含め4人で構成されたメンバーです。

・主席研究員、ジョエル・ウイット氏
・アシスタントディレクター、ジェニー・タウン氏
・リサーチャー、編集プロダクションスタッフ、ミッシェル・ケイ氏
・メディア担当、キャンベル・ムーン氏

5人の契約アナリストとは?

38ノースのスタッフ以外に、
衛星画像の分析を依頼している5人の契約アナリストが存在していました。

衛生画像で怪しい動きがあるとこのアナリストに分析の依頼をするとシステムで、

・核の専門家3人
・ミサイルの専門家2人

この契約アナリストたちは、
退役軍人であったり、
最低30年の経験がある軍事・防衛アナリスト、
北朝鮮と精通している人物だということです。

本業の傍ら38ノースの分析に携わっているそうです。

このアナリストたちは研究室とは離れた、
場所でそれぞれ活動しています。

契約アナリストの下には情報提供者が存在

さらに契約アナリストの下には情報提供者が複数存在していました。

ロケット開発者、
元諜報機関に属する物、
元政府関係者、
元外務間や学者、
NGO職員、
北朝鮮と取引をするビジネスマンなど

つまり、情報提供者からの情報を契約アナリストが受け取り、
衛生画像とともに分析して38ノースに返すという事です。

一番北朝鮮について知っているのは、この情報提供者だということです。

38ノースの名が世界中に知れ渡った日

38ノースの名が世界中に知れたのは、
2012年4月の3段式長距離弾道ミサイル発射の時でした。

2012年3月29日に発表された内容は、
北朝鮮が4月のロケット発射に備えて発射台の準備作業を開始

38ノースが衛星画像分析、
燃料・備品を運ぶ車両の存在から打ち上げが間もない事を指摘。

その後2012年4月13日、3段式長期弾道ミサイルを発射するも失敗

38ノースの衛星画像分析能力がすごいと一気に注目を浴びることになりました。

衛星画像の研究・分析の流れ

①衛星写真会社「デジタルグローブ社」のHPでサンプル写真をチェック、
購入すると1枚1500ドル以上かかるため、複数の画像をチェックした後、購入するということでした。

38ノースは民間会社から画像を購入していたんですね。
なんかちょっと驚きです。

②分析するサンプル画像を決め、各アナリストにメールで指示。

③契約アナリストは情報提供者の見解を参考に分析、
アナリスト内でメールや電話などで協議し、分析結果をまとめる。

ミヤネ屋ではメールや電話では情報が漏れてしまわないかという意見がありましたが、
コメンテーターの春川正明さんによると、
「ある程度セキュリティはされてるでしょうけど、民間の情報で国家機密ではないので、そこまで神経質になる事は無いでしょう」とのこと。

④分析結果を精査し、記事化するを決定、正式に衛星写真を購入。

思ったより予算が厳しく、削減しながらの活動状況のようです。

⑤38ノースのサイト上に分析記事を掲載、(初動から1週間ほど)

デジタルグローブ社の衛生システム

・4機が稼働
・目標の位置で撮影できるのは3日に1回
・夜や天候の悪い日は撮影出来ない

3日に一回となってますが、4機が稼働しているため、
ローテーションでほぼほぼ毎日画像が撮影出来ているのでしょう、という事です。

黒井文太郎がみる38ノースとは?

軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏によると、
「軍事評論家も分析結果を参考にしている。
日常的に分析しているので、気づきにくい事にも気付くし、分析結果を出すのが早い。」

このように評価していました。

また、情報提供者たちの人脈がすごいということです。

38ノースがとらえる北朝鮮の軍事施設とは?

38ノースがとらえる北朝鮮の軍事施設がこちら、

・豊渓里(プンゲリ)核実験場
・東海(ドンヘ)衛星発射場
・新甫(シンポ)南部の造船所
・マグンポロケットエンジン実験施設
・元山葛麻(ウォンサンカルマ)国際空港
・寧辺(ヨンピョン)核施設
・西海(ソヘ)機械工場

この他にも発電所やダムなども監視しているそうです。

軍事パレードの様子も分析

4月15日に北朝鮮で行われた軍事パレードの衛星画像がこちら

 

金日成広場に見える赤いじゅうたんのように見えるのが群衆、
軍事パレードが長く続き、車両が進んでいることや、
周りの人々まで細かく映されています。

実際のパレードの画像はこちら、

軍事パレードの3週間前の画像

パレードの前にみんなが集まって並び方などを練習している様子も。

 

これを見るとパレードがどれほど大規模なものになるかがわかるというジェニーさん。

画像分析にとどまらない38ノース

ジェニーさんによると、
38ノースの活動は、衛星画像分析だけにとどまらず、

北朝鮮の経済発展から政府指導者の交代に至るまで幅広く調査、
農協政策や社会的な発展についても調べているとのことです。

宮根さんいわく、
「今年の農作物の収穫具合とか、水害が起きているとか、
これだけすべてが丸裸になってくると、金正恩さんも当然地下施設などに力を入れたくなるでしょうね。」

ガダルカナル・タカさんは、
「でも、38ノースだったら、地下施設についてもある程度把握しているでしょう。
どこか工事が始まったとかわかるから。」

38ノースの研究費は?

ジェニー氏によると、
予算の額は公表は出来ないが、複数の研究割り所や財団から助成金を受けているとのこと。

ミヤネ屋ではおそらく個人などからの寄付などもあるでしょう、と。

アメリカ政府との関係は?

ジェニーさんによると、
「アメリカ政府や諜報機関との関係は情報提供も含めて一切ない。
衛生写真も商業衛星の会社から購入しているし、機密情報もゼロ。

私たちが分析する情報はすべて公的に入手可能な情報ばかり」ということです。

宮根さんは、
「アメリカ政府とは一切関係なく、公的に入手可能な情報ばかりとは言え、
世界中のメディアに発信され、北朝鮮の現在の状況がわかるメインの情報となっていますから。」

春川氏も、
「そもそも諜報機関だってすべての情報の95~98%以上はオープンになっているものから取っている。
テレビや新聞、ネットなどの情報からどのように読み解き、分析するかが諜報機関の仕事、
スパイ映画のように極秘の写真があるとか、そういうことではない。」

住田弁護士も、
「ジョンズ・ホプキンス大学院のOBから情報を集めている可能性もあるのではないか」

軍事衛星はもっとすごい

春川氏によると、
民間レベルでこのくらいの画像が撮れるということは、
CIAなど軍事衛生、偵察衛星は10㎝単位で見ることが出来ると言われているとのこと。

基本的には車のナンバープレートまで読み取れるそうです。
北朝鮮に限らず、日本だって丸裸になっているということですね。

核実験場でのバレーボールの分析とは?

プンゲリの核実験場でのバレーボールをする姿がとらえらたことが注目されましたが、
どのようにバレーボールをしていたと分析されたのか、

アナリストA:
拡大すると線というか枠があるな
アナリストB:
枠の中の小さい点は人間の配置だな
アナリストC:
枠の中に6人か、
でも訓練用の人の配置ではないな。
アナリストD:
北朝鮮では、休日にダンスや卓球、バレーボールをする習慣があるぞ。
アナリストE:
枠の中央にある線を拡大するとネットが見えるぞ

結果バレーボールという結論を出したのではないかと。

北朝鮮が国際社会の目を故意に欺く目的か?との分析結果になり、
準備万端でいつでも核実験出来る状態だという意見など色々言われています。

今後韓国の新大統領ムンジェイン氏がどのようなアクションを起こすのか、
金正恩委員長もその出方を見守る中、今後の展開に注目です。

そういえば、38ノースのスタッフは、美女も男性もアジア系でしたね。

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