今日は、4月16日、
年末まであと259日です。

「チョイス@病気になったとき」という番組で、
加齢黄斑変性が取り上げられました。

私の叔母もこの病気で長く治療を続けているので、
とても身近に感じている病気です。

加齢性黄斑変性症の症状や治療法、治療にかかる金額、視力が低下した場合などなど、
かなり詳しく紹介されたので、番組内容をまとめました。

気になる方はチェックしてみてくださいね。

Sponsored Links

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性について解説したのは、
東京女子医科大学 眼科教授 講座主任の飯田知弘さんです。

加齢黄斑変性は、50歳以上で発症しやすく、
中途失明の原因としては、

日本 第4位
欧米 第1位

となっていて、
もともと欧米で多い病気ということですが、

日本の50歳以上の患者の割合は、
1998年には、0.9%だったのが、
2012年には、1.7%と増加しています。

どのような病気か

黄斑とは、網膜の中央の6㎜ほどの部分をいい、

この0.4㎜ほどの小さな窪み部分は、
物の大きさや形、色を識別するなど、物を見る細胞が集まっている部分ですが、

黄斑に起こる障害により見え方に異常が起きる病気が
加齢黄斑変性です。

しん出型と委縮型

加齢黄斑変性には2つのタイプがあり、

・しん出型
黄斑の窪みの部分に新生血管という異常な血管が発生、
新生血管はもろいため、血液や水分が漏れてしまい、
本来なら窪んでいる部分が盛り上がってしまう。


・委縮型
黄斑部が傷んでしまい、網膜の細胞も減少してしまう。


しん出型に比べて進行は遅い。
欧米人は委縮型が多く、
日本では、しん出型が多いということです。
(9対1の割り合い)

加齢黄斑変性は失明する?

加齢黄斑変性は、進行型の病気なので、
ほっとおけばどんどん視力が落ちていきますが、
真っ暗闇になる失明にはならず、日常生活に支障が出る「社会的失明」になるということです。

加齢黄斑変性の症状とは?

・視野の中心が歪む

・進行すると視野の中心部分が暗くなり見えにくくなる。

つまり一番みたい中心部分が見えないので、
料理をしていても包丁で切る部分が見えない、
テレビでも見たい部分が見えない、
買い物に行っても値札が見えないなど、
日常生活が非常に難しくなるということです。

両目に発症する?

黄斑変性は加齢が原因となっているため、

片方の目に発症した場合、
もう片方の目にも発症する危険性があるということです。

進行に気が付きにくい

この病気の怖い点は、
片方に発症している場合、良いほうの目が補ってしまうため、
発症していることに気が付きにくいということです。

なので、進行してから眼科を訪れる人も少なくないということです。

加齢黄斑変性の症例1

木村長人さん77歳

症状が出始めたのは去年のこと、

・ゴルフのプレー中
ティーショットで固定されているはずのボールが、
浮遊しているようにゆがんで見えて、空振りしてしまったのが最初、

その後も、
・街を歩いていると風景が歪んで見える。


・階段を上がろうとすると、横の線が波打つように見えたりする。


・趣味のサックスを吹いていると楽譜が歪んで見える。

眼鏡が合わなくなったことが原因と思い、作り直すも改善せず。

症状が出てから2か月後、近所の眼科へいき、
・視力検査
・眼底検査
を受けたところ、精密検査を進められ、

大きな病院で、
・蛍光眼底造影検査
(眼底の血管の状態を詳しく見ることができる検査)
・OCT検査
(眼底の状態を断面で調べる検査)

結果、
蛍光眼底造影検査で、黄斑に新生血管が見つかり、


OCT検査で、通常なら窪んでいるはずの黄斑が盛り上がっているのを確認。

木村さんは、しん出型加齢黄斑変性でした。

治療方法1:抗VEGF薬の注射とは?

現在、加齢黄斑変性の治療の第一選択は、
抗VEGF薬の注射ということで、

木村さんの受けた治療もこの注射でした。

VEGFとは、タンパク質の一種で、
黄斑に障害を起こす新生血管の発生や成長を助けるやっかいなものですが、

抗VEGF薬とは、このタンパク質を抑制する薬で、
新生血管の発生を抑え、加齢黄斑変性の進行を防ぎます。

治療方法は、


点眼薬の局所麻酔をしてから、
医師が顕微鏡をのぞきながら、角膜の3.5~4㎜離れたところに、抗VEGF薬を注射します。

痛みはある?

目に注射をするなんて想像するととても怖いですが、
木村さんによると、
「チクッとする程度で痛みは感じないですよ。
1、2、3と数えるくらいの時間で終わりますから。」ということです。

私の叔母によると、
この治療後5日ほど顔を洗う事は出来ないということで、蒸しタオルで顔を拭いているということでした。

治療の効果は?

治療前と治療後の断面写真を見てみると、
良くなっているのが一目瞭然ですね!

木村さんの感想は、
「横の歪みは無くなって、霞がかかった状態も消えて、
ちょっとぼけていたのもクリアになった。

最初に復帰できた時は嬉しかった、
世の中が明るくなった感じ。」

現在は日常生活にそれほど不便を感じていないそうです。

良かったですね!

抗VGEF薬のメリット・デメリット

メリットは、
・視力改善の効果が期待できること、
・合併症のリスクが少なく、早期に発見された患者さんにも治療ができること。
・通院で治療が出来る事。
・針が細いため、痛みが少ない事。
・視界もぼけているため注射される感じもそれほどわからない。

デメリットは、
・脳梗塞を起こした患者さんには慎重に使う事が求められている。
・治療費が高いこと。
・継続的な治療が必要な事。

抗VEGF薬の治療の金額とは?

抗VEGFの治療費は、
・3割負担の場合 3~5万円程度
・高額療養費制度適用の場合 1~4万円程度
(年齢・収入による)

結構高額な治療費がかかってしまう上に、
一度で終わらず継続的な治療が必要な事が辛いですね。

治療のペースは?

通常は1ヶ月に1回注射を3回繰り返し、
薬の効果を判定します。

その後、患者さんの状態に合わせて投与間隔を調整していくという事です。

1ヵ月に5万円かかるとしたら、かなり辛い出費です。。。

加齢黄斑変性の症例2

秋山穣二さん62歳、

症状が出たのは、2012年でした。

・階段を上がろうとしたら横の線が歪んで見える。
・視野の中心が黒く見えるなど。

Sponsored Links

抗VEGF薬で治療

加齢黄斑変性と診断を受けた秋山さんは、
抗VEGF薬で治療を開始、

最初は症状が改善されるも、
続けるうちにその効果が出なくなってきました。

そのため、秋山さんは、

抗VEGFに加え、PDTという治療を受けました。

治療方法2:PDTとは?

PDTは光線力学的療法をいい、
PDTは薬品とレーザーを使って行われます。

まず、最初に光に反応する薬品を静脈注射、


次に黄斑部に特殊なレーザーをあて、
新生血管に集まった薬品が光に反応して新生血管を詰まらせ、その成長を抑えるという治療法です。

抗VEGF薬に効果が見られなかった患者さんや、
抗VEGF薬を使うことができない患者さんに行うということです。

治療の効果は?

抗VEGF薬に加え、PDTを受けた秋山さんは、
「見えない範囲が小さくなってきているようだし、
視力も完ぺきではないにしろ、安定してきているのでやって良かった。」ということでした。

PDTには注意点がある

光に反応する薬品が体内に残っている間は、
太陽光や白熱電球などの強い光が当たると皮膚に影響を与える可能性があるため、

5日間ほどの間は、
外出時には帽子とマスク、サングラス、手袋など光を防ぐ対策が必要とのこと。

室内でも強い光を避け、薬品の効果が無くなるのを待ちます。

秋山さんによると、
部屋の中に閉じこもってテレビ見たりなどは出来るので、
それほど苦しくはなかったということです。

PDTの治療の金額は?

3割負担の場合 1回11万円程度(検査・入院費を除く)

高額療養費制度適用の場合 4~14万円程度(年齢・収入による)

これまたかなり高額な治療費ですが、
PDTも効果を見ながら複数回行うそうですが、

抗VEGF薬に比べて回数は少なく済むという事です。

治療方法3:レーザー光凝固とは?

強いレーザーを使って新生血管を焼きつぶす治療ですが、
正常な網膜も焼いてしまうため、

新生血管が黄斑中央から離れた場合に限られるという事です。

治療方法の選択の仕方は?

基本の治療は、抗VEGF薬で、
効果が乏しい患者さんや使えない患者さんには、PDTになるということです。

自分で加齢黄斑変性をチェックする方法はある?

アムスラーチャートを使用してチェックします。
30㎝ほど離れて、片目ずつ中心の黒い部分を見ます。
線が歪んで見えたら、眼科で歪んでいる原因を検査してもらう必要があるということです。

また、障子や将棋盤などがあれば、それでもチェックできるということです。
加齢黄斑変性に限らず、怖い目の病気はたくさんあります。

40歳を過ぎたら眼科の定期健診は絶対に必要ですね。

こんな人は加齢黄斑変性に注意!

・50歳以上である。
・肉が好き。
・高血圧である。
・喫煙者
・肥満気味
・血縁者が発症している。

加齢という名のとおり、年齢が行けば行くほど患者数は増え、
喫煙は大きなリスクファクター、

遺伝的になりやすい体質の患者さんもいることや、
予防的に考えると、
欧米型の食事が好きな人は気をつけて下さいということです。

ドルーゼンを調べる検査

ドルーゼンとは、
網膜の視細胞が生み出す老廃物で、

加齢とともにドルーゼンをうまく処理できなくなり、
溜まってしまうそうです。

このドルーゼンが溜まる事で、新生血管の発生や黄斑の委縮が起きてしまうということですが、

・眼底検査
・眼底写真

この検査を受ける事でドルーゼンが溜まっているかどうかわかるそうです。

秋山さんは、治療に加え、ドルーゼンを減らすために食事を改善したそうです。

ドルーゼンを減らす食事とは?

ドルーゼンを減らすには、緑黄色野菜がおすすめだそうです。

例えばパプリカに含まれるビタミンCや、
春菊やニンジンに含まれるβーカロテン、
パセリやカボチャに含まれるビタミンE、

これらは体の酸化を防ぐビタミンで、

さらにホウレンソウやブロッコリーはルティンを多く含むので、
目を守る黄斑色素を増やすことができるそうです。

他にはカキや煮干しに含まれる亜鉛も加齢黄斑変性の進行予防におススメということです。

秋山家のメニュー

秋山家では、
ホウレンソウ入りのドライカレーと、
ブロッコリーの茎のきんぴら、
カボチャのポタージュ、
かきのソテーなど、

加齢黄斑変性対策メニューを作っていました。
美味しそう♪

ルティンは少量の油で炒めると効率よく吸収されるそうです。

サプリメントでもOK

飯田医師によると、
食事から栄養素を摂るのが一番良いのはもちろんですが、
毎日の食事で緑黄色野菜を摂取する事が難しい場合はサプリメントでも有効ということでした。

視力低下での生活の工夫

これらは、ロービジョンケアと呼ばれる視力低下の患者さんのためのサポートツールで、少しの工夫で生活の質が改善されるということです。
視力が低下した人の場合、白いものは眩しく感じてしまうため、
黒いまな板や黒いノートで、白いペンを使う事でコントラストが付き、眩しさを軽減できるという事です。

 

また、ハガキのガイドにもなるこちらもコントラストが付き書きやすくなり、

また、電気のスイッチなどに膨らんだ立体シールを張る事でわかりやすくなるそうです。

まとめ

早期発見、早期治療のために、眼科での定期健診や、
アムスラーチャートでの自己チェックを行うことも大事だということです。

私の叔母は80代ですが、大分悪くなってから気が付きました。
加齢黄斑変性は片目だけですが、両方で見ていると補ってしまって悪くなっていることに気が付かなかったためです。
抗VEGF薬の注射をもう数年受けていて、
進行はしないものの、片目だと中心が黒く見えないという状況は、改善していないそうです。

なので私も、時々片目をつぶって見え方に異常がないかチェックしてます。

年を取って生きていくという事は、それなりに大変な事ですね。

Sponsored Links