きのう3月7日のグッディで、
特別養護老人ホームの4分の1が空床である理由が取り上げられていました。

特別養護老人ホームに入りたくても中々は入れず待機している人が多いと思っていたので、
そんなに空床があるなんてどんな理由があったのか、

グッディで詳しく解説されていたので、
入居条件なども併せて記事にまとめてみました。

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特別養護老人ホームとは?

原則終身利用が可能で、
日常生活で助けが必要となった方に、
食事・入浴・排泄など生活全般の介護を24時間体制で行ってくれる施設です。

民間の老人ホームと異なる点は、
国が財政支援し、
社会福祉法人・自治体が運営しているところです。
実際こういった施設は、
全国に7000施設以上あるということですが、
52万人以上が待機しているそうです。

特別養護老人ホームが人気の理由は?

人気の理由の一つがズバリ安さにあります。

ある施設の例では↓

個室:月額13万円
相部屋:月額8万円

月額料金:
家賃・食費・水道光熱費など含む

初期費用:無料

となっています。

個室で考えてみても、
普通に暮らしていたら、水道光熱費や食費、家賃まで合わせたらこの金額でも決して高いとは言えない金額です。

ましてや介護まで含まれるということなので。

特別養護老人ホームの入居条件とは?

原則、要介護度3以上、

要介護度3:
日常生活でほぼ全面介護が必要
要介護度4:
介助なしでは日常生活が困難
要介護度5:
介助なしでは日常生活がほぼ不可能

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入居の順番はどのように決められるのか?

要介護度による優先順位

例えば、
先に要介護度3の人が2人申請して待っている状態で、
要介護度5の人が後から申請をした場合、

要介護度3 < 要介護度5

のように介護度が高い人が優先されます。

なので、もしかしたら要介護度3の人は延々と待つことになるのかもしれないということです。

点数制度による優先順位

要介護度だけできめられるのではなく、
点数制度もありました。

地域により基準が違うということですが、
新宿区の場合、

生活状況:60点(配点)
要介護度 10~50点
年齢 0~5点
認知症度 0~5点

環境状況:40点(配点)
介護者の有無 5~20点
在宅介護期間 0~5点

これらの点数により、振り分けられ、
点数の高い人が優先的に施設に入ることが出来るということです。

50代男性のケース

母が要介護度4でしたが、2年待ちました。
待つ間、仕事をやめ介護しましたが、再就職は出来ませんでした。

このような介護離職者は潜在的に20万人もいるということです。

ベッドに空きがある理由とは?

みずほ情報総研が調査したところ、
(全国550施設が回答(10年以内に開設))

全体の26%143施設に
「ベッドに空きがある」状態だったそうです。

実は、
政令指定都市の方がベッドが空いている状況で、
(政令指定都市と特別区の31%)

その理由は、
「介護職員が足りずに、入居を制限しているため」でした。

施設の数に人手が追い付いていかない状態、
特に、政令指定都市というのは、働き口が豊富にあるため、
そちらに人が流れて行ってしまうという実態があるそうです。

国の基準では、
3人の利用者を一人が担当するというものがありますが、

実際の現場の声を聞いてみると、
「実際は2人を担当するのが精いっぱい、
国の想定よりも人が必要」という叫びがありました。

これでは、
誤嚥しないようになど、十分なケアもままならない状況ではないでしょうか。
現場の人の苦労は並大抵ではないのがわかります。

現場は人手を取り合い

広島の施設の例ですが、

ベッド数70に対し、空きが3でした。
人手が足りずに空いているベッドを埋めることが出来ず、
切り詰めて切り詰めて、

月給2000円アップで毎週求人誌で募集&説明会を開催しましたが、
希望者は少なく、その年の採用はゼロだったそうです。

そののち、4ヶ月でやっと4人を確保し、ベッドを埋めることが出来たものの、
常に人出不足の状況は変わらないという事です。

 

我が家の場合は、
母と父を自宅で介護、見送ることが出来ましたが、

仕事を辞めなければならない方もたくさんいると思うと、
胸が痛みます。

少しでもこの状況が改善される事を祈るばかりです。

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