今日は9月13日、
玉置浩二さんの誕生日です♪

今日のガッテン!は、
「新現代病・謎の痛み」でした。

原因がわからない謎の痛み、
ありますよね~。

病院で調べても原因がわからなかったり、
対処の仕様がなかったり。

今、世界で広がっているという謎の痛みとはなんなのか?
記事にまとめました。

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世界で広がる謎の痛みとは?

世界中で広がっているという謎の痛み、
震源地はアメリカでした。

2017年5月、アメリカのニュースで、
工場で働く人たちによく見られたある症状が一般の人にまで広がっていると伝えていました。

2012年10月、中国・江蘇省のニュースでも、
手に痛みが出る人が増えています。
10大生活習慣病に認定されましたと報道。

手首の痛みが世界に蔓延

世界に広がっていた謎の痛みは、
手首の痛み・腱鞘炎でした。

この症状は元々、
・ピアニスト
・工場の労働者
・料理人
・美容師など、

手首を酷使する労働者に多い職業病でした。

ところが今は老若男女、普通の人たちが手首を痛め、
病院を訪れる人も少なくないといいます。

事務職の人や主婦、若い人など色々、
手首にとっては受難の時代だといいます。

日本人の症例①:

埼玉県に住む主婦・石塚ゆかりさん。
2年前から手首の痛みが続いています。

その痛みは、
手首を動かしたり、グット力を入れた時、親指から手首にかけてズキンッ!とした痛みが走るというもの。

とりわけ手首を捻ったり回したりすると痛みが強くなるため、
ギュッと力を入れるのが恐くなってしまったそう。

痛めたのが利き手の右手だったため、不便の連続。

洗濯機から洗濯物を取り出すだ作業、たたむ作業など、すべて左だけで行っていて、痛みが酷い時は、箸すら右手て持てないことも。

痛みの原因不明

石塚さんにはこれといった原因は思い当たらず、
しいてあげるなら、
・孫を抱っこ
・スマホの操作
・好きなアーティスのライブで振るペンライトなど。

日本人の症例②:

埼玉県に住む男性、長島公一さんは、
両手首が痛み、テーピングがかかせません。

動かすと肩まで響く痛みは両手とも。
特に手を前に伸ばすと腕にまで痛みが広がるといいます。

長島さんも日々の生活で苦労続き、
グラスを持つ手が何か不自然ですが、

指を曲げると痛みが強いため、
指を伸ばし気味に持つ工夫をしていました。

また、40年来の趣味だった大型バイクも、
手首が痛むため最近はすっかりご無沙汰に。

手首の炎症の原因は不明

長島さんは病院を受診、
手首の炎症と診断されましたが原因は思い当たらず。

しいてあげるとするなら、
・仕事で使うパソコン
・奥さんの花屋の手伝いで花を持ち上げること。

スマートフォンサム(腱鞘炎)とは?

日本でもこの痛みに悩む人はかなり多いと予想される手首の痛み。

これはアメリカで”スマートフォンサム”と呼ばれています。

米の臨床医療の拠点、
ミネソタ州メイヨー・クリニックのサンジーブカカー医師によると、

”携帯電話などが原因で20年前から手首の痛みを訴える人が増えている。
患者は、手首の周辺に炎症が起きて動かすたびに強い痛みが出てしまう。”

アメリカでは常識的な言葉となっているそうですが、
スマホを使う人なら誰でもなりうる病気。

実は症例の石塚さんも医師から、
スマホを出来るだけ控えるよう言われていました。

が、しかし、
この痛みはスマートフォンだけではありませんでした。

症例の男性、両手首が痛くなった長島さんの場合は、
仕事上打ち込みが必要なパソコンが原因と考えられています。

更にはゲームが原因となる場合も。

こうした様々な電子機器の操作により起こる痛みが通称”スマートフォンサム”と呼ばれています。

では、何故電子機器の操作で手首が痛むのか?

そのカギは”サム”にありました。

サムとは、「親指」のこと。

あれ?手首の炎症なのになぜ親指という名前がついているのか?

何故親指が原因で手首が痛くなるの?

そこには、人間の進化が深く関わっていました。

解剖学の専門家、東京大学総合研究博物館の遠藤秀紀教授が解説しました。

Q:動物の親指はどんな働きを持っているの?

動物の親指というのは、一番外側にあったり、内側にあったりすると退化して無くなったり、逆に特別な役割を果たしたりする。

例えば、
牛の別れたヒヅメは、実は薬指と中指で、
親指は必要がなく消滅してしまいました。

パンダの親指はこちら

ならば外側の2本は何かというと、
笹をつかみやすいように出来た特殊な骨の出っ張りでした。

その役割は世界で遠藤先生が初めて発見!

猫の親指は他の指とは違い、地面に触れずに浮いています。

猫の親指は体重を支えたり地面を蹴ったりはしないが、
いざ使うときは5本目の武装した指として機能するそう。

 

4足歩行の動物は親指が大きいと邪魔になってしまうということです。

霊長類と人間の指を比較

特別な許可をもらい、動物園でエサの形をこんな風に切ってみました。

その名も”イモートフォン”

アフリカに生息するオナガザルの仲間、アビシニアコロブスに、
イモートフォンをあげてみると、

ぎこちなく掴んでいます。
その理由は親指が小さいから。

アビシニアコロブスは木の上で暮らすサル。
手は何より木にぶら下がるために使われるので物を器用に扱う必要が無いため、親指はあまり発達しませんでした。

 

一方人間の親指は、
長く大きく発達していて、他の4本野指と向き合い物をしっかりと掴む機能があります。

これは人間の身に与えられた特別な機能です。

この物をつかむ能力のお陰で祖先は様々な道具を作り繁栄してきました。

ところがこの進化をしたことで人類が背負った物が手首の痛みでした。

スマートフォンの危ない使い方とは?

ガッテン出演者の中で、
サッシーは、2~3行の文章なら10秒もかからず打ててしまう早業。
小指でスマホを支え、親指で操作します。

 

井森美幸さんは、左手でスマホを持ち、右手でタイピング
片手で操作はやりにくくて間違えるのでということです。

志の輔さんは、なんと、サッシーと同じく親指で操作
早くはないけど慣れた手つきです。

このどちらがスマートフォンサムになりやすい使い方なのか?

親指で操作でした。

フリック・スワイプなどと呼ばれる、
画面上で指を滑らせたりはじいたりする操作

若い人の殆どがこの操作方法だと思いますが、
親指を使った操作がどれだけ負担になるのでしょうか。

親指の負担を計測

埼玉県立大学大学院の基礎理学療法研究室で、
手首につながる筋電計を取り付け、負担のかかり具合を測定する実験を行いました。

ピアノの演奏:
ピアニストは手首を痛める人が多い職業ですが、手首に負担がかかっていることが判明。

スマホの操作:
こちらもグラフが強い反応、操作するたびにピアノに匹敵する反応が出ました。

パソコンの操作:
親指を使った時に大きな反応が現れました。
親指でキーを連打すると、大きな負荷の反応が。

私たちはスマホの操作やパソコンの操作など、
自分の思い通りに動かしているつもりが大間違い。

何故親指の動きが負担になるのか?

東京大学総合研究所博物館の遠藤秀紀教授によると、
携帯電話をこんな風に動かすことはありえないことだった。

これまではそんなに使うことがない機能性の低い役割だったものをものすごく使うようになったことが原因。

つまり体に無理をかけているということ。

物をつかむことが出来るのは、
親指の付け根の筋肉のおかげです。

サルはこの筋肉がぺっちゃんこですが、
人間の筋肉はぷっくりしています。

ここがふっくらしていると、
バイタリティがある人なんて言われてますね。(関係ないですが。)

この筋肉が親指から伸びている腱を掴み引っ張ることで親指が曲がり、物をつかむことが出来ます。

ですが、掴んだものを離す動きは別の筋肉が担当します。↓

手を開いて物を離すときは、手首の下のあたりの筋肉を使っていました。

試しに親指を伸ばしてみるとその部分が動くのがわかります。

そしてこの離す時動く筋肉は掴む時の筋肉に比べて少し痩せてほっそりしていますが、
離す筋肉は掴む筋肉に比べて必要性が低かったためと考えられています。

しかも離す筋肉が腱をつかみやすいように鞘の中を腱が通り、まとめられています。

すごいですね~人間の体って。

ですが、掴む時の筋肉に比べ、離す時にかかる筋肉への負担は相当なもの。

なのでスマホの操作が早くてスマートな人の手首には相当な負担がかかっているということ。

毎日負荷をかけ続けているうちに腱が鞘に擦れて炎症が起きてしまうということ。
それが手首の炎症、腱鞘炎でした。

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腱鞘炎になりやすいもう一つの原因

JR東京総合病院の手の専門医・整形外科部長・三浦俊樹先生に手首を詳しく見てもらいました。

ガッテンボーイ宮森くんが超音波で診てもらうと、
正常でしたが、

ガッテンボーイ亀井くんも診てもらうと、

鞘の中に筋のようなものが見えますが、
亀井くんの場合、鞘の中を2つに分ける隔壁のようなものがありました。

つまりトンネルが2つに分かれているということ。

サルから発達してくる間に随分進化して変わってきているために人間の中でも個人差があるということです。

なんだかミステリアスですね~人間の体って♪

亀井くんの場合は他の人より手を使いすぎると痛くなる可能性が高いかもしれないと診断されました。

そうです、この違いが腱鞘炎になりやすいもう一つのポイントでした。

手首の鞘はもともと空間が狭く、それほど空間に余裕がありません。
トンネルが2つに分かれていることでより空間が狭くなり腱と擦れやすくなり炎症を起こしやすいと考えられています。

さらに音声マイクの機材を扱うスタッフも診てもらうと、
2種類の腱のうち、1種類が無いと言われてしまいました。

でももう一方の腱が代用してくれるので大丈夫とのこと。

9人検査してみな形はバラバラ、
このうち4人が炎症を起こしやすいトンネルが2つに分かれているタイプでした。

だから人によってはそれほど手首を使っていないにも関わらず炎症が起きやすかったりするということでした。

腱鞘炎を起こしているかチェック!

①親指を曲げて、他の4本の指を握り込む。
②こぶしを小指側に曲げる。

やってみるとかなり痛みがありましたが、
先生いわく、誰でもひきつれ感はありますが、痛くて曲げられないようなら炎症を起こしているということです。

”強く痛みが出たら炎症を起こしている可能性があり。”

曲げられる程度の痛みなら大丈夫なのかな?

痛い時のスマホ操作

フリック動作に頼らず、
サッシーの操作から井森美幸さんの操作に変えるのが良いということ。

”親指の操作を人差し指に変えて親指の負担を減らす。”

見た目はスマートではなくても、
そのほうが安全ですね。

でも、パソコンはどうにもなりませんよね?

痛い時のパソコン操作

と思ったら、対策がありました!

”手首のしたにクッションを置くこと。”

キーボードの前にバスタオルなどを丸めて置いてみると、

サッシー「全然違う!全然張らない!」

タオルを重ねてクッションにすると、開く腱の緊張が少なく済むということです。

 

更年期も腱鞘炎に要注意!

更年期の女性の場合、
ホルモンバランスの変化が原因で腱鞘炎を起こしやすいと考えられているそうです。

ほんとに更年期ってあらゆることに影響するんですね。

子育て中も要注意!

赤ちゃんを支える手に注目↓

親指が大きく開いていますが、
抱っこのときに親指を大きく開くと手首の筋肉に大きな負担が生じるといいます。

さらに出産前後はホルモンバランスの変化が原因で、
炎症が治まりにくくなると考えられているので症状が長引いてしまう人もいるとのこと。
要注意です。

海外ではスマートフォンサムならぬ、マムズサムともいわれているそうです。

親指の骨がずれている可能性をチェック!

ビンなど堅いフタを開ける時、親指の付け根が痛い人は、
親指の使いすぎで親指の付け根の骨がずれてきてしまっている可能性があります。

チェックしてほしいのはこちら

親指を曲げた時、親指の付け根あたりが出っ張っている人は、関節のズレが始まっているかも。

痛みが出ていなければ大丈夫とのことですが、
症状を進行させないためにも親指に強く力を入れる動作には注意しましょう~。

瓶やペットボトルの蓋を開ける時、
ハサミを使う時、
新聞を束ねて縛る時など、

あらゆる場面で注意が必要です。

痛いときにやってはいけないこと!

痛いとついつい揉んでしまいたくなりますが、
揉むのは駄目!

腱鞘炎の場合、マッサージや揉む行為で悪化してしまう可能性があるということです。

不必要な刺激で悪化することがあるので、
あくまでもそっとしておく、休ませてあげるのが大切ということです。

痛みがひどい時は?

痛みが酷いときは整形外科を受診・治療を受けてくださいとのことです。

治療としては、
炎症を抑えるための薬や注射など。

酷いときは手術が必要な場合もあるということです。

そうならないためにも、
井森美幸さん方式で操作するのが一番ですね。

これからはもう少し親指を大事にしたいですね。

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