あさチャンではシリーズとして夏に多い水の事故を特集で取り上げていますが、
今回ははため池の事故の危険性について解説しました。

7月28日も宮城県で小学生がため池に転落、
亡くなると言う悲しい事故がありました。

ちょうど水遊びのシーズンなので、
ため池の危険性について広めたいと思い、

記事をまとめてみました。

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ため池に潜む見えない危険とは

7月28日、
宮城県大崎市で農業用のため池に小学生の姉弟2人が転落、
弟が亡くなるという悲しい事故がありましたが、

水の事故に詳しい水難学会斎藤会長も、
ため池の危険性を訴えています。

這い上がれない構造

斎藤会長によると、
そもそもため池は、泳ぐ事や釣りをすることが想定されていないため、

フェンスがあり、
人が簡単に立ち入れないような構造になっているはず。

逆に言うと、
フェンスの内側に入ってしまい、

一回滑って水の中に落ちてしまうと、
二度と這い上がれなくなってしまうような構造も持っていたりすると言います。

30人を超える死亡者数

農林水産省がまとめた過去10年間のため池における死亡者数は、
例年20人前後、多い年では30人を超える人が犠牲になっています。

農業や工業、防災などに使われるため池で、
何故落水事故が起きてしまうのか。

ため池で落水しやすい原因とは?

今週事故現場となった宮城県大崎市のため池を訪ね、
許可を得てため池を覆うフェンスの中に入らせてもらった取材ディレクター。

深さは、
池の底から地上まで2.6mほど。

現場となったため池をよく見ると、
ため池を加工用に黒い縁取りがされています。

この縁取りが遮水シートと呼ばれるゴム状のもので出来ていました。

ため池の点検に来ていた市の担当者によると、
このシートは堤体の方に水が浸水しないように保護している遮水シート。

そもそもが危険なので人が立ち入ることを想定していない場所。

結果この遮水シートが危険を招くと言う事です。

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遮水シートが水にぬれると

水難学会の斎藤会長によると、

元々斜面なので人が滑りやすくなっていて、
乾いたゴムの上だったらそれでも何とか耐えられますが、

例えばゴムが水にぬれたとか、
シートの表面に一歩足を踏み入れた瞬間に、

水の中に吸い込まれてしまうと言う危険性があるということです。

ため池の淵の部分、

水面上部はゴムのシートが見えていますが、
水面よりも下は藻や泥などで滑りやすい状態になっています。

 

 

ため池の危険性を検証実験

今回実験ではこうしたため池の淵の部分を再現、
何故落ちてしまうのかため池の危険性をを検証しました。

再現した斜面のゴムシートの上にそっと立ってみると、
ゴムが摩擦になって一応立つことが出来ました。

今度はシートにバケツの水を撒いてみると、
一気に滑り落ちてしまいました。

また、落水した同行者を助けよう重い、
手を差し伸べたくなりますが、

足を滑らせ救助に当たった人も一緒に落水してしまいました。

 

ため池に落ちてしまった時の対策とは

そもそもフェンスを越えため池に立ち入ることは禁止されていること。

それでももし落水してしまったら、
陸の人はすぐに119番通報をして救助隊を呼んで下さいとの事。

そして身の回りに何か浮くものがあれば、
(クーラーボックス・ペットボトルなど)投げ入れて渡してあげる事。

背浮きが出来れば呼吸は確保されるので、
人間はすぐになくなる事はないので、

まず水に落ちたら背浮きの体勢をとり、
呼吸をして”浮いて待て”と言う事の実践をしてほしいと言う事です。

 

うまく浮くものがそばにあれば良いですが、
なくてもとりあえず背浮きの体勢を取る事が肝心。

フェンスがあったとしても、子どもは好奇心でついつい入りたくなるもの。

せめて這い上がれる構造になっていればと思いますが、
無理なんでしょうかね。

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