今日は7月7日、
藤井四段がみごと30勝目を飾りましたが、過熱報道が少し落ち着きましたね。

その方が落ち着いて対局に集中出来たのかもしれませんね。

現在プロの棋士は160人ということですが、

今日のビビットは、田中寅彦九段が出演、
プロ棋士になるまでの険しい道のりについて解説しました。

記事にまとめたのでチェックしてみてくださいね。

胃が痛くなるかも?

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プロになるための奨励会とは?

プロの棋士になるためには、日本将棋連盟の機関である「奨励会」に入る必要があります。

奨励会の入会条件は、

・原則19歳以下
・プロ棋士による推薦
・1次・2次試験合格(筆記・面接・対局)→都道府県でのアマトップレベル

田中寅彦九段によると、
原則19歳以下といっても実際は小学生の時点で入っていないとまずい。

以前ならわりと年齢が上で入る場合もあったが、現在はどんどん低年齢化してきているのが現状、
かつ、プロを目指す人がとても多いそうです。

奨励会の予備校が、東京・名古屋・大阪・九州・博多に出来ていて、
そこで闘っている人たちが中心で受けてくる。

プラス全国で小学生名人になった人などが競ってふるいにかけられる世界だなのだとか。

藤井4段が奨励会に入って有名になったのは、詰め将棋選手権で優勝した時、
プロでも大変だという詰め将棋選手権で12歳で優勝したことで一躍有名になったそうです。

ちなみに奨励会での最年少は10歳だそうです。

奨励会は6級から三段まで

①6級からスタート(関東・関西で171人のみ。)

1日3曲の対局を1ヵ月に2回行い、成績上位者が昇級。

②5級(15人)

③4級(13人)

④3級(10人)

⑤2級(14人)

⑥1級(20人)

*確固の中の人数は定員数ではなく、現時点での人数という事です。

⑦初段(20人)→21歳まで

⑧二段(20人)

⑨三段(31人)→奨励会トップ

昇級条件にある厳しい年齢制限とは

田中寅彦九段は、三段になるまで3年半かかったそうですが、冬至の記録としてはとても短い記録だということ。
藤井四段は4年かかったそうです。

ちなみに飛び級などはなく、奨励会に入る時点で19歳以下であある事はもちろん、

初段は21歳まで、
4段は26歳になるまでになれないと強制的に奨励会を退会となってしまうそうです。

退会=プロになれない。。。

きびしぃ~!

何故若くないといけないのか

田中寅彦九段によると、
犠牲の上に成り立っているのがプロの世界。

何故若いほうが良いかというと、
あまり年齢が高いと人間として世間に出て潰しがきかなくなると言う事もあるし、

将棋の世界はトップを狙えるものしか必要ないので、
そのためには若い人でないと無理という昔から変わらない考え方なのだと言います。

三段になるのが超きびしい!!!

ざっと見ただけでもとても厳しい世界だと言う事が分かりましたが、
三段は、「鬼の三段リーグ」とよばれるほど過酷なレースだと言います。

鬼の三段リーグとは、
半年で18局を戦い、上位2人のみが四段に昇段できる。
(1年だと4人)

原則26歳までに昇段(四段)出来なければ退会。
プロはあきらめざる得ないということになります。

ちなみに藤井四段は1期(半年)で昇段(13勝5敗の成績)
1期で昇段できた人は、これまで8人しかいないそうです。

そして佐々木勇気五段は、
藤井四段と同じ年齢で四段に慣れる可能性はあったものの、何度か足踏み状態となり、
中学生では棋士になれなかったそうです。

30連勝目をかけた対局では負けた藤井四段ですが、
いかに過酷な戦いを勝ち抜いてきたのかが良く分かりました。

そして、藤井四段が残した13勝5敗という成績。

また、この5敗の時に藤井君に勝っていた人がまだ3段にいたり、
この5人がプロになれるかどうかの保証はどこにもないと言います。

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野月浩貴八段にとっての三段リーグ

野月浩貴八段によると、

”将棋会館の三段リーグの部屋だけは入る気がしない、興味本位で入れない場所。
個人的にも将棋界の対局である意味最も神聖な場所だと思う。

人生そのものがかかっている特別な場所。”

三段リーグの部屋について、こんなふうに表現している野月八段は、
何と11年かけて昇段したということです。

なので、
「この三段リーグにいる時は、
首にロープがかかっているような状況で将棋を指していた。

まともな将棋何てできませんよ。」と述べています。

記録係か将棋を指す係か

田中寅彦九段によると、

奨励会の三段は、記録する係で、
四段になった瞬間から将棋を指す係になる。

別の言い方をすれば、
お茶を入れる係とお茶を飲む係。

記録する係だと、
田中寅彦九段の時期は2200円ほど。

ちょっとしらべてみたところ、
記録係の給料は現在1日6000円~10000円ほどだそうです。

四段になれば将棋を指す係になり、
賞金で2000万円を取れるかもしれない。

その差はかなり大きいと言います。

ちなみに将棋の対局で記録係がいますが、
修行中の人が行っているということです。

また、その中の大半はやめていくことになり、
その中で選ばれたものだけが将棋を指し、お茶を飲むことが出来る世界なのだそう。

生まれ変わったら間違ってもプロの棋士は目指さないようにしなくては。。。

田中寅彦九段もプレッシャーで神経性胃炎に

田中寅彦九段は、
1988年「棋聖」タイトル獲得、
順位戦A級通算6期、勝率1位4回
「序盤のエジソン」の異名を持つ棋士ですが、

田中寅彦九段もこの三段リーグの時には、
神経性胃炎と胃下垂になり、

電車で将棋会館に向かう途中、
胃の痛みに座り込んでしまい、途中何度も座っている人に籍を代わってもらった事があったそうです。

なので、途中からは、将棋会館の宿泊施設に泊めてもらって戦っていたそうです。

 

中原誠永世名人も苦労していた

田中寅彦九段は、自分だけがこれほど辛い気持ちだったのかと思い、
ある時、中原誠永世名人に聞いてみたら、

「君もか。」と答えたそうです。

田中寅彦九段はその時最年少で昇段できたわけですが、
それでもそれだけ辛い思いをしながら戦っていたそうです。

プロ棋士として戦う過酷な世界、
プロ棋士になれるかどうかの戦い。

才能のある人が「へへへ~~♪」って気軽に勝ち抜いてなれるものではないんですね。

女性初のプロ棋士誕生か

まだプロの女性棋士はいないそうですが、
現在、三段の女性が2人がいました。

里見香奈三段25歳

西山朋香三段21歳 

可愛いじゃないですか!

あれ?でも、女性の棋士だと林葉直子さんとかいましたよね、
プロじゃなかったの?って思ったら、

女性だけの棋戦「女流棋戦」というタイトルマッチが6つあるそうです。

なのでプロ棋士とは別物という事なのかな?
(このあたりよく理解できていませんが。)

女性では、40数年前には初段まで来た人がいたそうですが、
三段まで来たのは初めてとのこと。

ちょっと気になるのは、
里見香奈三段の年齢が25歳だと言う事。

あと1年しかリミットが無いのが心配です。

貴重な女性の三段なので、
是非とも四段になって欲しいところです。

田中寅彦九段が言うには、
ここを抜けて四段になったら女性だけに、藤井四段を抜いてもっとすごいフィーバーになるのではないかと。

近年女性もどんどん実力者が現れ、あと一息というところまで来ているということなので、
期待が高まります。

是非頑張って欲しいものですが、
あまり騒ぐと、気がそれたりプレッシャーになるといけないので、ひそかに見守りたいと思います。

頑張れぇ~~~~~!!!

プロになってからも楽じゃない

無事三段リーグを勝ち抜いて四段となったらプロということになりますが、
プロになってからも苦労は続きます。

四段から9段まで段があり、
一度上がれば落ちる事はないそうですが、

順位戦が最も大事!

藤井聡太四段は昨日7月6日c級2組で中田功七段と対局、勝利しましたが、
先日引退した加藤一二三九段は、ここで負けて強制引退となったそうです。

どんどん上がっていけばやがて名人に挑戦して勝てば名人になることが出来ますが、
実は田中寅彦九段も一度ここまで落ちたそうです。

スタジオでもえぇ~~!と驚きの声がありましたが、

若い人がどんどん上がってくるので、
齢を重ねていけば誰でも落ちてしまうのは仕方ない事なのだとか。

頭の回転の良い時期、タイミングがあるということで
スポーツと同様に脳の体力も衰えていくのは仕方ない事なんですね。

プロになったらむしろ落ちない戦いをしていると言います。

将棋の世界は、
プロになる前もプロになってからも全く気の抜けない世界なのでしょうか。

将棋の対局は何を着ても良いの?

対局を見ているとスーツか着物がほとんどのようですが、
長時間に及ぶことが多いのでもっとラクチンな格好の方が良いのでは?と思いますよね。

伸び縮みする素材のジャージとか。

田中寅彦九段によると、
見られてなんぼの世界なので、やはりスーツか着物のどちらかが多く、

「襟付きのもの」という最低限のルールがあるそうです。

紳士淑女のスポーツのゴルフのルールと似てますね。

昨日、藤井聡太四段と中田功七段49歳の対局がありましたが、


中田功七段は、時の名人、佐藤天彦名人の師匠だそうです。

とても麻雀が強い勝負師だということですよ。

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